チューリップ

チューリップ 初出荷

たまにはやさしくやわらかく

チューリップ

市場で初出荷のチューリップだったかな

クリスマスに花屋で

花屋の店先、24日と25日だけ飾り付け

通りがかる子どもたちの目に夢が広がりますように

クリスマス花屋の店先に

院内学級のクリスマス、教会やシェルターのクリスマス、そんなとこで少し寂しい顔してたこどもや、ともだちの顔を思い出すと、自分がいるお店ですこしクリスマスのきっかけを作れるかもしれないと思うと、ちょっとうれしいです。

たとえ、いちばん欲しいものが手に入らなかったとしても、何が欲しかったのか痛いほど自覚するのも悪いことばかりではないと思います。
院内学級のクリスマスで、みんなが望むのは病院をでてお父さんお母さんといる時間で、お父さんとお母さんが望むのは病気が治る奇跡です。
外泊許可が出たともだちに『いいなあ』と言う言葉はほんとうに重たかったなあ。

花屋の店先で、おばあちゃんと一緒にきたこどもが松ぼっくりに興味を持ってたから、ほかのものでなく、松ぼっくりをクリスマスプレゼントとしました。
手にとって大切そうにして『パイナップルみたい』とにこにこ眺めてくれました。
ただ松ぼっくりをプレゼントするだけであんなに喜んでくれると、とっても嬉しいものです。

いまも楽しんでもらって、いつか、未来にまた、ここで目にしたものや触ったものや香りは何だったのだろうと気にかけてくれたりしたら、と、夢想すると、果てなくたのしい。うれしい。

Merry Christmas

カーネーションの香り

カーネーションの香り

白いカーネーションの香りに気づいた女の子がいました。

「この香り好き」と白いカーネーションを手に取りました。

その花がカーネーションであることも知らず
先入観がないようでした。

隣にあったムラサキのカーネーションの香りも嗅ぎました。
「あっちの方が好き」と白いカーネーションを指さしました。

白いのとムラサキの、それぞれ香気成分が違う品種なので、思い込みや間違いではありません。

同じ場所にいた他の女の子は、カーネーションに香りがあることは分からないようでした。でも、その子は、違うスパイスと植物の繊細な香りの区別が出来る子なので、嗅覚が鈍いわけではないはずです。

香りや色の感覚も体調やその人の性質で随分違い、さらに、その感覚を持った上で先入観なく目の前のものを観察できるひとだからこそ、細部に気づくのでしょう。

白はスパイシーな香り
赤は甘い香り
むらさきとオレンジは弱い香り
ピンクと赤のまじったのは、すえた香り

CARNATION 変

やまのようなカーネーションの海から見つけた一輪
CARNATION_HEN

蛾の鱗粉のように細かく銀色が光り
紫の花弁に
ピンクの筋が通ります
花弁には重たさがありまして触り心地はひとの肌のようです
ギラついててネオン色で

廃棄されるはずだった市場でもみない
偶然うまれた一輪でしょうが
のこせないものでしょうか

笹の花

笹の花

60年に一度開花ともいわれる笹の花。
不吉だなんて言われますが、確かな根拠などどこにもありません。
むしろ、広く地下で繋がる自分の身体を全て使って花を咲かせようとしているなんて、繚乱の姿に思えます。
妙な不安を覚えることなく、事実はなんなのか見て、ついでにそこに悲劇ではなく、喜劇を見出したい。

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夜明けの緑

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小屋 緑 夜明け