日本とデンマーク(コペンハーゲン)の『観光』のちがい

山本幸三大臣は、『学芸員は観光マインドがない。ガンだ。』といいました。
彼は、こないだのコペンハーゲンの観光終焉宣言さえご存知ないのでしょうか。

彼のいう『観光』は土地を餌に、金に変え、消費しやせ細っていくタイプの観光でしょう。
とても持続的ではありません。

日本の観光こそ、コペンハーゲンのいわゆる「観光」の終焉宣言を見習ったらぐっとよくなると思います。
撮って分かりやすい記号のような風景のために、土地を切り売りしない方がいい。
風景を切り売りするために、その土地とはなんの縁もない会社や人にお金も流れ、消費して痩せ細って行くだけの『観光』はガンそのものです。

コペンハーゲンの『観光終焉宣言』という呼び名は皮肉であって、あたらしい『持続的な観光』についての提言でもあります。
この『持続的な観光』は、フォトジェニックなものだけでは成り立たず、それこそ山本担当相のいう『学芸員』などの力も必要です。
その土地のことをより知っている人間と、その土地に縁があるもの、その土地に住むもの、が組み合って、回り出す『観光』です。

多少、過激な言い換えですが、コペンハーゲンの『観光終焉宣言』を読むと
『山本担当相は、持続的観光マインドがない。癌だ。』とさえ言えてしまうと思います。

重たいだいじな仕事をしてるのに、こんなことを言えてしまう担当者やそんな会社はとってもきらいです。

『観光終焉宣言』なんて粋なこというコペンハーゲン、行ってみたい!
街のどんなひとや、役人がその街をつくっているんでしょう。
どんな仕事をしているのでしょう。

コペンハーゲン 観光終焉宣言

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【コペンハーゲン市、「観光の終焉」を宣言!?】
新しいコペンハーゲン市の観光促進戦略が発表されました。
通常、各国政府や地域は、たくさんの観光客を呼びこもうと数々のPRをやっています。
しかし、今回のコペンハーゲン市の新しい観光戦略は、「観光の終わり」というタイトル。
これまでは大量の消費者が、ビジネスと余暇、都市と地方、文化と自転車など、各セグメントに分断された観光を楽しんでいました。見栄えの良い観光地の美しい写真で観光をマーケティングする時代も終わりました。政府の観光局が、当局が消費者に観光地を上から目線で提案する時代も終わりです。
観光はもっと地域住民や企業、そして観光客が一緒に作り上げていくものになるべきです。そして観光が地域に住む人の生活の質を上げなければコペンハーゲンは観光客の犠牲になってしまいます。マスメディアによるPRによって大量の観光客が押し寄せ、地域住民の負担になるようではダメです。
さらに、観光客を単なる観光客としてではなく、一時的な住人として扱うことで、観光客も地域コミュニティの一員となり、コミュニティに貢献できるのです。
コペンハーゲンの街角での経験が、観光客に何かのインスピレーションを与えることができれば、それから将来成長するビジネスが生まれる可能性だってあります。
詳しくは以下のリンクをご覧下さい。
http://localhood.wonderfulcopenhagen.dk/

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