カーネーションの香り

カーネーションの香り

白いカーネーションの香りに気づいた女の子がいました。

「この香り好き」と白いカーネーションを手に取りました。

その花がカーネーションであることも知らず
先入観がないようでした。

隣にあったムラサキのカーネーションの香りも嗅ぎました。
「あっちの方が好き」と白いカーネーションを指さしました。

白いのとムラサキの、それぞれ香気成分が違う品種なので、思い込みや間違いではありません。

同じ場所にいた他の女の子は、カーネーションに香りがあることは分からないようでした。でも、その子は、違うスパイスと植物の繊細な香りの区別が出来る子なので、嗅覚が鈍いわけではないはずです。

香りや色の感覚も体調やその人の性質で随分違い、さらに、その感覚を持った上で先入観なく目の前のものを観察できるひとだからこそ、細部に気づくのでしょう。

白はスパイシーな香り
赤は甘い香り
むらさきとオレンジは弱い香り
ピンクと赤のまじったのは、すえた香り